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ナットの摩擦を減らしギターチューニングを安定させる究極の潤滑剤、ナットソース!【BIG BENDS Nut Sauce】
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ナットの摩擦を減らしギターチューニングを安定させる究極の潤滑剤、ナットソース!【BIG BENDS Nut Sauce】

「ほろよい」の新作、ゆずがとても気に入ってるテラムラです。

飲むのは好きですが飲むと眠くなりやすいので、まだやらなきゃけないことがあるけどちょっとだけ飲みたいなぁという時に3%という手軽さがちょうどいいですね。

さてさて、僕の考える良い楽器(ギター)の条件のひとつに「チューニングやピッチの安定性」がありますが、本日はそれと深く関係するナットソースのお話し。

ナットの摩擦を減らしギターチューニングを安定させる究極の潤滑剤

BIG BENDS Nut Sauce

ギターを弾く方はチューニングしている時に「ピキピキッ」というイヤーな音を1度は聞いたことがあると思います。(※特にアコギに多いイメージ……)

こういった症状が起きるのはナットやストリングガイド、ブリッジサドルなど、接弦部分のひっかかりや摩擦が原因です。

ナットを切る技術はリペアマンの腕の見せ所と言われ、上手なリペアマン・リペアショップにしっかり調整してもらうと異音も鳴りませんし、チューニングの狂いも極めて少なく抑えることが可能です。

しかし何らかの事情でナット自体に手を加えられない、または加えたくない場合でも、今回紹介する「Nut Sauce」で改善できる可能性は大いにあります。

Nut Sauce(ナットソース)とは?

Nut Sauce

2001年設立、アメリカ ミシガン州「BIGBENDS社」が販売する「Nut Sauce」はグラファイトとテフロンを主原料とした粘性のあるゲル状の潤滑剤。

ナットやストリングガイド、ブリッジサドルなど、接弦部分に使用すると滴り落ちる事無く塗った場所に留まり、高いチューニング安定性を長時間キープすることが可能です。

現在メインで使用しているPRSのギターは『ピキピキッ』と鳴ることはありませんが、5、6年程前から、ステージでのチューニングの安定性のため、ナットソースを使い始め、その効果を実感し現在も継続して愛用しています。
BIG BENDS Nut Sauce

使用方法

ラバーキャップをはずし、容器を押し出しながら、各弦のナットの溝にNut Sauceをごく少量ずつ(ゴマ1粒よりも少なくてOK)添付してください。

塗りすぎるとサスティーンに影響を及ぼすのでつけすぎ注意!

はみ出た部分はふき取ってください。

弦交換、3回に1回程の塗布でも十分に効果を発揮します。

BIG BENDS Nut Sauce

容量と価格

と3種類ありますが一回の使用量は少ないので、初めて買う方は一番小さいもので十分だと思います。

価格はサウンドハウスでの価格です。(※2017.2/7現在)

最近パッケージがゴールドのものにリニューアルされたようです。

おかしみたいですね(笑)。

先端に角度がついています。

他社製品

同じような効果・役割を持つ商品が色々あります!!

最後に

素晴らしい演奏も楽曲も、安定したチューニングあってのものです!

「ピキピキッ」と音がしてチューニングが狂いやすい場合、ナットの修正や交換で改善される場合がほとんどですが簡単にすぐできる対処法としてはナットソースを塗る方法があります。

リーズナブルな価格でチューニングの安定性が向上するナットソースぜひ1度試してみてはいかがでしょうか!?

ではまた!

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ライタープロフィール

寺邑奏

作曲家・ギタリスト

寺邑奏

音楽プロデューサー・作曲家・編曲家・ギターリスト 4月16日生まれ、東京都出身、渋谷区在住。

好きな食べ物:寿司・ピザ・焼肉。

好きな場所:ホームセンター。

B級ホラー映画、アンティーク、機材、日本酒には目がない。

13歳の時にEric ClaptonのTears in Heavenに感銘を受け、初めてアコースティックギターを手にする。

高校入学後にオリジナル楽曲を演奏するバンドを結成、某コンテスト決勝では横浜スタジアム約3万人の観客の前での演奏を経験する。

20代前半より本格的なバンド活動を開始しライブ・ツアー・レコーディングに明け暮れる日々を送る。

その頃よりライブ・レコーディング時の同期データの作成、WEB制作、フライヤー・グッズ等のデザインも手掛ける。

ギターボーカルとして作詞・作曲を手がけていたロックバンド"UMBERBROWN"では4枚のアルバムをインディーズレーベルよりリリースするも2016年3月に活動休止となる。

2016年4月より作曲家・編曲家としての活動をスタート。

ライブハウスシーンで長年培ってきた経験・技術をベースにエッジの効いたエモーショナルなバンドサウンドと煌びやかでモダンなクラブサウンドをクロスオーバーさせることを得意としている。

楽曲それぞれのもつ世界観や魅力を最大限に引き出し、情景が浮かぶようなソングライティングを目指している。

ウェブサイト:http://www.teramuraso.com

ブログ:http://teramuraso.hatenablog.com

Twitter:SO_UMBERBROWN

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