楽器メーカーのBOSSに社名の由来を直接聞いてみた
皆さんご存じのエフェクターメーカーBOSS(ボス)。
なぜ「BOSS(ボス)」という社名なのか、知っていますか?
気になったので調べてみました。
エフェクターメーカー BOSS
http://jp.boss.info/products/od-3/
BOSSとは、国内メーカーRolandのグループ会社であり、主にギター・ベース用のエフェクターを発売している楽器メーカーです。
1973年、大阪で創業されたメグ電子株式会社を前身として設立。
第1号機は、1976年発表の元祖コーラス「CE-1」、そしてその翌年に元祖コンパクトオーバードライブ「OD-1」を発売してから現在までの間、多くの種類のエフェクターを発表しており、国内外、プロアマ問わず、多くのギタリスト、ベーシストが愛用しているメーカーです。
現在まで100種類超えるのエフェクターを生み出し、どれもベストセラーな名機と呼ばれるに相応しいエフェクターです。
なぜ「BOSS」という名前なのか?
http://jp.boss.info
「ボスコン(ボスコンパクトエフェクター)」などの名称で親しまれ、多くのミュージシャンに愛されている「BOSS」
その名前に込められている意味とは?何なのかが気になります。
BOSSメーカーに問い合わせてみました。
まずRoland本社にお問い合わせしてみたのですが、ここではお答えできないと言う事で、製品についての相談窓口にお問い合わせしてみました。
そしたらコールセンターのお姉さんが親切丁寧に対応してくれました。
「なぜBOSSという社名なのですか?」(わたくし)
「お調べしますので少々お待ち下さい」(コールセンターのお姉さん)
待つ事2分ぐらい…
「お待たせしました。実のところ正式な名前の由来は現在の社内皆知らないようなのですが…社内で言い伝えられている都市伝説みたいなことがあります。
エフェクターのペダル部分に『ボス(上司)を踏みつけるような感覚を』という意味が込められていると言い伝えられております。ご興味を持ってもらい大変嬉しいです。」(コールセンターのお姉さん)
BOSS(ボス)=上司を踏みつけるような感覚!笑
なるほど!
当時から「ペダルタイプのエフェクター」に対する信念があったのですね!
当時の背景になにがあったのかは定かではありませんが 笑
「上司(BOSS)を踏みつけるような思いで操作しても大丈夫!」という意味が込められているのかもしれません。
「丈夫な筐体で、踏むとライトが赤く光り、音色が変わる」
今では当たり前のアイテムになっていますが、当時はまだまだコンパクトエフェクターは世界的に普及しておらず、足下に置いて「両手の塞がっているギタリスト・ベーシストが、足でON/OFFを操作できる」というのは画期的発想でした。
BOSS社は常に最新のテクノロジーを投入し、時代の要求に応えるエフェクターへと進化させてきました。
コンパクト・エフェクターの基本形はBOSS。
コンパクト・エフェクター第一号機から
- 二段式アルミ・ダイキャスト・ボディ
- 10万回耐用テストをパスしたペダル・スイッチ
- 切り換えノイズが少なく、またケーブルの引き回しによって生じる音質劣化にも強いFET電子スイッチの採用
- スリップ止めゴム
- 簡単な電池交換
- LEDインジケーター
- 電池とACアダプターの2電源化など全身に先進アイデアを満載
今なお数多くの新製品が発表されており、世界中のギタリストを魅了し続けています。
社名に込められた確かな自信、確かなテクノロジー。
多くのミュージシャンにずっと愛される理由がここにあります。
最後に
BOSSのエフェクターによって作られたサウンドは、今日も世界の各地で鳴り響いているでしょう。
その社名に込められた思いのように、ギタリストには欠かせない身近な存在のアイテムなのです。
ライタープロフィール
スタジオラグ
中尾きんや
スタジオラグスタッフ
ウェブサイト:https://www.studiorag.com
Twitter:kin_kinya